2018年7月15日日曜日

1994 GARY FISHER

昔、よく遊びにきていた子が久しぶりに来店。
「お兄さん、お久しぶりです…(^-^)〜 ところで、これ直せばまだ乗れますかねぇ〜」

思えば…その自転車を買ってもらったのが…私が30歳ぐらいの頃だったろうか?
当時、世の中はマウンテンバイクが大人気で当店も一生懸命売っていた頃。
特に外国ブランドの人気が上昇していた時。インターネットみたいな便利な情報ツールはない。カタログや輸入雑誌がほとんどの情報源。1ページづつめくってはMTBの情報を読みあさっていました。

彼に当時 買ってもらったのは MTBの生みの親と言われた…GERY FISHER氏のブランド。
「GARY FISHER・PROCALIBER 1994」
このブランドを見たとき、細かな部分のオリジナル性。そこから醸し出すカリスマ性。とにかくカッコイイ!!と感じたのです。
私の妻にも当時、乗らせてました。「かっこいいから、これ乗れぇ〜」みたいな感じで…
妻が乗っていたモデルもカッコよかったが→ 残念ながら…ボロボロになって捨てた…

このブランドの最大の特徴は ヘッドパーツのサイズ。
荒れた路面からの衝撃でヘッドパーツが壊れてしまわないよう大径のサイズを採用。
このサイズのヘッドを「フィッシャーサイズ」なんて呼んでいたのです。

ハンガーラグも横広の専用のサイズを使用していた。
左右のペダリングでフレームのよじれを最小限にするため幅を広げたのです。ちょっとした工夫ですね。

リヤブレーキのケーブルもさりげなくシートチューブの横にガイドを溶接して…

余計な補助の金具を使わずスッキリとリヤブレーキが効くようにデザインしています。

乗り込んだサドル。当時のまま…破れまくってます。
トップチューブにはGARY FISHERのサインが…
当時のブランドイメージのマークが…カジキマグロ?がMTBに乗ってジャンプしている…
このマークが私的には一番カッコよく感じた。
クールです!!

時は流れてGARY FISHERブランドは 大手大資本の米自転車メーカーに
吸収合併されてしまった。
2010年でゲイリーフィッシャーとしての自転車ブランドは終了…
なくなった。


「お兄さん…これまだ直るかな〜」
「おぉぉ…久しぶりに見たなぁ。フィッシャーじゃねーの!!直そうでぇ〜、
シゲちゃん、これ乗ってるの岡山であんただけじゃねーの!!直そうでぇ〜」








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