2019年2月14日木曜日

TSマーク付帯保険の巻。

TSマーク付帯保険についてブログを書こうかなと思った朝、
ネット検索をしていると…

”TSマーク保険をオススメしない理由”

このようなサイトを見てしまいました…


近年、自転車の事故が大きなニュースになるケース、、ございます。
道路交通法に照らし合わせてみると、自転車も軽車両になり、場合によっては十分に過失を問われる乗り物です。強く賠償責任を問われるケースもあるわけですが…

私は自転車屋ですから、自転車保険のお問い合わせに関しては、この「TSマーク付帯保険」を ご説明し、オススメするようになります。


主に点検整備をし、使用の安全を確認した自転車に限り貼付させていただく付帯保険になります。当然ながら、整備不良の自転車にこの保険は適用できません。


有効期限は1年間。点検項目は、このようになります。それぞれの箇所に合わせて専用工具で点検と調整を行います。
基本的にネジはゆるむ感じになりますので、締め付けトルクの確認をするのですが…強く締めればいいというものでもありません。ネジを傷めないように最適のトルクで確認します。

保証の内容は…


保険期間中(1年間の内)に、死亡・重度後遺障害をおってしまった場合…一律・100万円。または、入院15日以上に対して…一律・10万円
はたまた、その自転車で相手に死亡・重度後遺障害をおわせてしまった場合…限度額・1億円。また、入院15日以上のケガをおわせてしまった場合…一律・10万円の被害者見舞金をお支払いします…と、このような内容です。


付帯保険請求までの流れは、上記のようになります。
基本的に走行の安全を確認された自転車への保険ですので、車両の整備不良による事故は考えにくいのですが…偶然に起こるトラブルは、想像できないものです…

今では、TSマーク付帯保険の切れる前に、ご案内のハガキをお送りしています。


このハガキをご覧になっていただき、ご希望であれば自転車の点検整備をしてTSマークを調布させていただきます。決して強制するものではございません。お客様のご判断にお任せいたしております。

この、ご案内ハガキをお送りさせていただくようになって数年が経ちました。
実際の所…
当店においては、驚くほどのお問い合わせをいただいております。毎月、多くのお客様に自転車の点検整備とTSマーク付帯保険を実施させていただいております。
整備の途中にお客様とお話をさせていただくのですが…

お客様の思いは、どうも…
保険が主たる目的ではなくて、ご自身の愛車の点検整備をしてもらいたい!このお気持ちが強いようで、「点検整備をしてもらうと、自転車が軽くなったような気がする〜」と言っていただけるケースもございます。そのようなお言葉は…本当に嬉しくなりますねぇ…

今でこそ、自転車保険のことを意識していただけるお客様が増えましたが、それは、ここ数年の事です。それまでは、自転車保険なんて、そこまでは… こんな風潮もございました。
実は、岡山県自転車組合の取り組みとして、この「TSマーク付帯保険」を昭和55年(1980年)より開始しております。振り返れば、39年になります。

TSマーク付帯保険をご批判いただくケースとしては、補償内容に関するもがほとんどだと感じております。自転車屋の私からいうのも変ですが、それはその通りで…
入院が15日以上、この事例をとってみても大変に大きな事故の事例になります。その補償内容が現代において合っているのか、どうか、

その点、確かに認めますが…
他の保険は、安全を委ねる自転車の安全性を確認しないで掛けるわけですから、それでいいのか…どうか… 車検制度のない自転車で、少々ブレーキがあまくても、ネジの締め付けが緩くても掛けられます。どうなんだろう…思ってしまうわけです。
本来は安全性を確保された自転車に乗っていただくのがベストじゃねーの…

車両の安全性より、手厚い補償かよ…

もう一つ…
「TSマーク付帯保険」は、ご使用いただくその自転車に掛ける保険です。その意図は…
自転車は一般的に貸し借りの多い乗り物です。例えば、ご家族の方が共有して乗る、会社で共有して乗る、知り合いの人に貸してあげるなど、よくあるケースですね。
乗車している人に限定はなく、自転車本体に掛けていますので、誰が乗られていても万が一の時には適応になります。
これが「TSマーク付帯保険」の特徴です。

TSマーク付帯保険は、自転車安全整備士の資格を持った全国のショップで実施しています。
自転車の使用頻度が多い方は、一度、自転車保険を検討してみられてはいかがでしょうか。調べれば、色々とございますので…

そんな中で、「TSマーク付帯保険」の主旨もご理解いただければ…幸いです。






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