アルベルトe リム交換です。
昨日、とあるお客様が自転車を持ってこられました。
見ると前カゴなどフロント周りが変形しています。
多めに荷物を積んだ状態で転倒されたそうです。少々お怪我もされていました…😓
前カゴなどはたたいて変形を直すにしても、前輪が変形して真っ直ぐに回りません。
アルベルトeは前輪の中心にモーターが組み込んでありますので、前輪を丸ごと交換してしまうと高額な修理になってしまいますね。
お客様の負担も大きいものになりますので、ここは外周部の「ステンレスリム」の交換で対応します。
フロントハブとリムをつないでるスポークには先端部分にネジが切ってありますので、それを緩めてバラしていきます。
通常、一般的な自転車のスポークは36本ありますので、それを一本づつ緩めていきます。
バラしたハブとスポークを使用して新しいリムに組み付けていきます。ニップルを締め込んでいくのではなく、仮組み状態にします。
組み付けには一応の手順がありますが、車種やホイールよって異なってきますので、その都度の判断ですね。
今まではマイナスのドライバーでニップルの頭を手で締め込んでいましたが、2年ほど前から電動のドライバーを使用するようになりました。
一本、一本、手で締め込んでいくより数段作業効率がよくなって、手首の疲れも軽減されました。
振れ取り作業は地道な作業です。さすがに何十年も自転車屋をやっていると、流れ作業のような感覚で振れ取りができるようになりますよ。とにかく作業した数ですね…😄
この振れ取り作業は自転車屋の独特の作業のような感じ。例えば、バイク屋さんでもリムの振れ取りはするみたいですが、それほど頻繁にある作業じゃないようで、不慣れというか…
多分、振れ取りは自転車屋が一番やっているんでしょうねぇ…
で、完成!!! 車体の組み付け、試乗して、お客様へ引き渡しです。
少し偉そうなことを言いますが、BSCの工場でホイール組するより私が仕上げた方が、完成度は高いと…自負しています。🙋ってことぉ〜
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