2025年10月27日月曜日

BSアルベルトのベルト交換

たぶん、4〜5年に1台ぐらいの頻度でしょうか…🤔
ブリヂストン・アルベルトのベルト交換修理があります。こちらのお客様も約10年ほど乗っていただいてる自転車で、通勤などで日々ご利用になっています。


頻繁に依頼のある修理ではないので、申し訳ないですが常時在庫は持っていません。
お客様は「この自転車、10年ぐらい経つんですが…部品はまだあるんですかねぇ…」と。
家電メーカーの印象が強いのか、一定期間を過ぎると部品の生産が終了してしまうイメージがあるようですが、乗り物メーカーは意外に長く補修部品の生産をしています。
自転車の場合、ある程度の互換性を持たせていますし、ダメな場合もありますが…大抵はなんとかなります。

すぐさま車両品番から発注し、早速入ってきたので交換作業の開始です。車両のモデルによってベルトのサイズが何種類かありますので、どれでも合う訳ではありません。

チェーンのようにベルトは途中で切るわけにいきません。
チェーンステーとバックステーの間にベルトを通すためフレームが分割できるようになっています。ここがベルト車の特徴的な部分ですね。
チェーン車の場合はチェーンを切って隙間を通し、その後つなぎ合わせると言う作業。
なんだか文章では書き難いです…(笑)

フレーム接合のネジを外し、手の力で最小限に隙間を開けて、そこからベルトを通します。慎重に慎重に…

ベルトを通した後、接合するためのボルトを取り付けますが、簡単にゆるまないようにゆるみどめの液を塗ります。この作業をしないと走行中にネジがゆるんできますので要注意です。

予定通りベルトは通りましたので組立ですが、10年の使用でフロントのギヤもガタガタしています。

ブリヂストンのフローティングギヤ(ベルト専用ギヤ)をバラすと外側のギヤと内側のギヤの二重構造になっています。
この内側のギヤにはほんの少しだけグリースが必要になります。ベタベタにつけると逆に問題が発生しますが、ほんの少し潤滑剤がないと異音の原因になります。
適量をつけて再度組立〜

完成後、試走。
フローティングギヤなど含めてオーバーホールしてやると、随分といい感じにペダリングできるようになりました。
ベルト交換修理、終了です。




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