2026年2月24日火曜日

古〜いシマノのハンガーを交換

とあるお客様、「古い自転車でも、ずっと乗ってきたので愛着があるんです」とお聞きしました。
今までも何度も修理させていただいた自転車です。確かに古いです。聞けば30年以上乗ってると…
特別な自転車ではないんです。普通のママチャリ。愛着があるんで直るものなら直したいとのことですので、お受けいたしました。

今回はペダルを踏む中心部分のハンガー部よりゴリゴリという異音。とにかく長年の使用でグリスはねけてしまってるでしょうし、ベアリングも多分ダメでしょう。

さらに部品の仕様を見ると、今では珍しい「シマノ製ハンガー」随分と前に生産終了になった部品です。今では全く見かけなくなった部品です。

私も若い頃、その頃の部品です。その頃は何度も修理したのですが、すでに商品名も忘れてしまいました。ネットで調べても全然検索できませんでした。
とにかくこの部品を全て外して現在の部品に交換する作業です。

なんとクランクキャップも当時のものだと思います。30年間外すことなくずっとついていたんでしょうね。外すのですが、古いプラスチックですので、多分…割れるよねぇ…
慎重にやったのですが、案の定割れました…(笑)

左右のクランクを外すのですが、このシマノ製の特徴はハンガー芯の形状です。
右側の写真で、四角っぽい形状が現在の仕様です。
シマノ製のハンガー芯は星型というか菊型というか、当時は「菊型の芯棒」と呼んでいた記憶があります。

右側の芯棒の中心にはオイルシール的なカップが入っています。雨や埃の侵入を防ぐように工夫されたものです。

現在、右側のクランクはギヤとクランクが一体型なんですが、この当時のシマノ製の仕様はギヤとクランクが別になっています。
これはフロントギヤの歯数を簡単に変更できるように設計されたものでしょう。
昔はタイヤサイズや車種のデザイン・仕様によってギヤ比を変えていましたので、交換が簡単にできる‼︎アイディアですね。

左右のワンを外すのも専用工具が必要です。古い工具箱から昔使ってた工具を探しました。
一応は取っておくもんですね。専用工具があれば簡単に外せます。
今の仕様のハンガー芯の方がこれに比べれば大変です。昔を思い出しました。シマノのは簡単だったなぁ〜と。

全て外すとこんな感じ。やっぱり、片方のベアリングが破損していました。
それにしても今に比べると、部品点数が多いですね。
このハンガーの特徴は調整が簡単なところで、精度も良かったので軽く走れたんですが…

当時の技術者がアイディアを出し合って製品化するわけですが、時代の流れとともに生産国が海外に移っていき、多分…コストの問題だと思いますが、世の中から消えていきました。

さて、交換部品は現在主流となりつつある「カートリッジ・ハンガー」を使います。抵抗感もなくスムーズな回転が特徴の部品。防水性にも優れていますので、今回のお客様も当分の間、ご使用いただけると思います。

それにしても、このシマノの部品、名前?なんだったかなぁ?
「シマノ自転車博物館」に行けば、わかるかも!

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