2026年6月29日月曜日

ハンガーリテーナーの修理

中古自転車の整備にあたって、必ずやらなければいけない箇所。
「ハンガー」と言う自転車の中心部分のパーツです。スポーツ系の自転車ではボトムブラケット(BB)と呼びますが、一般の自転車では通称「ハンガー」と呼びます。

左右のクランクと取り付けている中心の軸の部分です。焼入れ鋼の硬い素材を使用しています。折れてしまうと大変ですから、焼入れ加工をしています。

中古車の場合、使用頻度によって中にあるベアリングがダメになっていることが多いので、当店では必ず確認します。
さて、とにかく部品を外します。

この自転車では使用頻度が少なかったのかベアリングは一応、破損までしている状態ではありませんでした。

しかしながら、リテーナーを掃除してみると右側リテーナーは破損寸前のガタガタ状態です。写真ではわかりにくいと思いますが、手触りがどうも怪しいです。

ですので、右側のリテーナーは「11玉」の新品リテーナーに交換。ほとんどの場合、右側のリテーナーにダメージがきますので11玉に交換することで耐久性がアップします。
純国産の昔のハンガーリテーナーは11玉でした。中国に生産工場を移した頃からコストダウンの為かどうかわかりませんが、9玉に変更になりました。

左側のリテーナーは9玉の部品をバラして2個ベアリングを追加して11玉に仕上げます。左側は負担が少ないので、この仕様で全然耐久性に問題はありません。

右側のハンガーワンは専用工具で増し締め。緩まないようにグッと締めます。

左側のハンガーワンにグリスをたっぷりつけてベアリングをセットします。11個。

右側にもグリスをたっぷりつけて組み付け〜

芯棒を差し込んで左を組み付け。

専用工具で芯棒の回転具合を確かめながら締め付け。緩すぎず、硬すぎず、調整していきます。

いい感じに調整できたら、クランクを取り付けていきます。このクランクもしっかりと締め付けないとペダルを踏んでいるうちに緩んできますので、最近では電動工具でしっかりと取り付けします。

いい感じにクルクルと回転するようになりました。ここの調整ひとつで自転車の走り心地が随分と違ってきます。
いい感じに調整すると、とっても軽く走ることができますよ。

ハンガー部品の組み付け調整には専用工具が必要になります。その他、多少の経験値とテクニック。

自転車1台を組み立て調整するにも、多くの専用工具が必要です。それと、各部分にあわせて潤滑剤やグリス、ワックスなどなど…

日々、当たり前に作業をしていますが、今日ブログを書くにあたってしみじみと眺めてしまったのです。


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