昨年末に車止めみたいなものにぶつかった…との事で修理のご依頼を受けました。見てみると、何かにぶつかったようにフロントフォークが後方へ変形しています。
写真のようにフロントフォークの根本部分が曲がっています。店側はお客様の説明を受けるまでもなく何かにぶつかったんだろうなぁ…と判断できますが、お客様は ほとんどが初めてのことなので「何が壊れてるんだろうと…」と理解していただくまでに少し時間のかかることがありますね。
一連の説明と修理金額をお伝えして、年をまたいでお預かりする事となりました。
年始に早速発注‼︎〜在庫にあってよかったぁ…
荷物の遅れもなく予定通り入って来まして、早速作業〜どんどんバラしていきます。フロントフォークの交換ですから前の方のパーツは全て取り外します。
さて、交換。新しいフロントフォークを差し替えてもとの状態に組み上げていきます。
ヘッドの袋ナットを外すと緩み止め防止の役目をするヘッド中ナットがあります。こちらは切り欠きにレンチを引っ掛けて回してもいいのですが、一応専用の工具があります。スムーズに真っ直ぐ取り外すことができますね。
また、ハンドルロック(クルぴた)の中にも薄いロックナットがありますので、これも緩めなければいけません。もちろん、これ用の専用工具があります。ちょっと奥に入ったような形状ですから専用工具がないと作業効率が悪いですね。
完成です。最初の写真と見比べていただくとフロントフォークの曲がりがよくわかっていただけると思います。
自転車のフロントフォークは 冗談半分で壁にぶつけても曲がるほで柔らかいものではありません。激突とかなければ何年乗っても曲がりません。
ただ、走行中気づかず激突してしまった場合、フロントフォークが応力を吸収するようにぐにゃりと曲がって運転している人への衝撃を最小限におさえるよう考えられています。
とにかく、そのような事も想定しながら安全に乗っていただきたいものです。
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